2018.05.19市民記者ブログ
さてさて 今年の信州まつもと大歌舞伎「切られの与三」
もともとは「与話情浮名横櫛(よはなさけうきなのよこぐし)」と言って、実はとても長い芝居です。
その芝居も元は落語から芝居に起こしたものなんです。
お富、与三郎と聞くと、春日八郎の「お富さん」の歌を思い出す人もいませんか?
実際に聞いてみましたよ。
「♪ 粋(いき)な黒塀(くろべい) 見越しの松に
仇(あだ)な姿の 洗い髪
死んだ筈だよ お富さん
生きていたとは お釈迦(しゃか)さまでも
知らぬ仏の お富さん
エッサオー 玄冶店(げんやだな)
♪ 過ぎた昔を 恨むじゃないが
風もしみるよ 傷の痕(あと)
久しぶりだな お富さん
今じゃ異名(よびな)も 切られの与三(よさ)よ
これで一分(いちぶ)じゃ お富さん
エッサオー すまされめえ 」
この歌の中に 仇(あだ)な姿の洗い髪、玄治店、傷、死んだはず など
いろいろと出て来ますが、ホントに歌舞伎の場面を歌っているんですよ。
見るときに、ちょっとこの歌思い出してくださいね。
【市民記者 西森】